SANGO KOUMUTEN

SANGO KOUMUTEN

https://www.kk35.jp/
#Branding #Concept Making #Logo Design #Web Design #Copywriting

STAFF

CD/AD.
メアラシケンイチ
D.
大橋菜々
PM.
鈴木志保
C.
東井崇
WEB DR.
桜庭典明
PH.
古瀬桂 坂井亨輔
CL.
三五工務店

札幌で創業65年以上、北海道に根を張る工務店としてこの土地に適した家づくりを続けてきた三五工務店。エイプリルは35magagineの制作を通して、多くの時間とものづくりへの思いを共有してきました。

今回のリブランディングは、田中社長からこの先の三五工務店への思いを伺ったことから始まりました。「社会情勢の変化からマーケットが縮小しているが、それでも家を建てたいと思う人としっかり向き合う工務店でありたい」というビジョンを聞き、我々は課題を洗い出すためにアクセス解析やPRツールの使い方・接客導線などを精査。導き出したのは広告戦略や集客アプローチではなく、もっと根幹にある三五工務店の強み・哲学を伝える必要性。新しいフェーズにふさわしいコンセプト・ロゴの作成と、それを伝えるWEBのリニューアルを提案させていただきました。

はじめに取り掛かったのはステートメントコピーの開発。開発にあたり、両社でチームを作り金沢に研修の旅へと出発。同じものを見て、食べ、議論し合い、感覚を磨く。チームの目線合わせができたことは、この後のプロジェクトの密度を高める重要な機会となりました。その中から「家を建てるだけでなく、暮らしをつくる工務店」「北海道が好きな人たちから共感を集めている」というユニークポイントに辿り着き、「今日、北海道で生きている。」というステートメントコピーを開発。北海道への向き合い方を言語化した、会社の方針ともなるコピーです。

ロゴマークの制作では、10年後の三五工務店があるべき姿をイメージしました。社名の「三」「五」を使ってシンプルながらも強い意志を感じるデザインに。建築現場の足場のようにも見えるシルエットで、職人を有する工務店としてのクラフトマン精神も表現しています。

WEBは想いや情報を正しく伝えることを第一に考え、メインヴィジュアルは「家」ではなく「暮らし」を見せることを意識。北海道の自然や文化をライフスタイルに取り入れ暮らしを楽しむ家族を被写体にすることで、新ステートメントを表現しています。デザインはシンプル、カラーは最小限に。伝える情報にメリハリをつけた構成です。

より明確なコンセプトとそれを表現するロゴマーク・WEBサイトが出来たことで、社員の方々の意識統一や事業方針にも好影響がでていると聞きます。コンセプトを核に、次のフェーズへ動き出している三五工務店。これからもエイプリルとの取り組みは続きます。