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北海道遠軽町丸瀬布に本社を構え、創業110年という長い歴史を持つ管野組。オホーツク 地区を中心に北海道での公共土木工事や建設事業を展開しています。 初めのご依頼は「110周年記念事業として、会社をリブランディングしたい」というもの でした。その背景には、これまで通り地元・丸瀬布を大切にしながらも、会社を次の フェーズに進めるために事業エリアの拡大やより質の高いリクルート活動が必要であると の考えがありました。そのためには何をすべきか、丸瀬布への取材でヒントを発見。社員 の中に脈々と流れる「誰かのために」という信念や、地元からの信頼の深さに触れ、今一 度社員やグループ会社の結束を強める施策をご提案しました。 まずはタグライン・ステートメントの開発に着手。目指したのは、社員がどんなときも管 野組らしい行動ができるような指標となる言葉。昔から職人たちを束ねる地域のリーダー だったというエピソードから着想し、タグライン「頼れる背中か。」が生まれました。社 員一人ひとりが目指すべき姿勢を宣言するステートメントも開発しています。 さらにご提案したのはグループロゴの制作。管野グループであることに誇りを持ってもら うための冠を作りました。デザインモチーフは、社長室に飾られている「管野組」の染め が入った古い法被から。伝統と力強さを感じられる家紋のようなデザインにディレクショ ンしました。 それらをアウトプットするのはWEBサイトです。約10年ぶりのリニューアルをお手伝い しました。カンパニーサイトは、タグラインとロゴマークのトーン&マナーを軸に、シン プルながらも強さを感じるデザインで統一。事業内容やグループ企業、地域のための活動 を強調する構成に組み立てています。一方リクルートサイトは、キーカラーを設定し明る いトーンで社員の顔が見えるデザインに。情報を整理し、コンテンツを拡充しました。 さらに結束力を高めてもらうために、ロゴ入りシャツや法被などのユニフォーム、ヘル メットを制作。名刺デザインと社旗も一新し、社員の、そしてグループ会社の帰属意識を 高めるリブランディング施策に寄与することができました。