鹿児島県志布志市を中心に全国で加工場を有し、鰻養殖・水産加工業を扱う山田水産。すでに流通していた「山田のシシャモ」のリブランディングを担当し、Webサイト、パッケージリニューアル、PRグッズ展開、SNS施策の提案を行いました。 主なターゲットは2種類に設定。ひとつは子育て世代のお母さん。調理は焼くだけ、栄養バランスも整っているというシシャモの特性から、仕事や家事で忙しい世代に届けたいと考えました。もうひとつは小売業界の食品バイヤー。店舗で売れる商品にすることで、食品バイヤーからの注目を集める狙いです。 そこで誕生したのが「シシャモパワー」というキャラクター。幅広い年代の関心を集めるためにシュールで毒っ気のあるイラストを開発し、覆面レスラーというミステリアスな設定も付加。デイユースの低単価商品という特性も鑑みて、ツッコミどころがあり親しみやすいキャラクター開発を心がけました。キャラクターをデザインした商品パッケージは、鮮魚コーナーの中で異彩を放っています。 その他、Instagramでイラストを用いたバナー投稿を継続しており、インスタグラムのフォロワーは20万人近くに。「ブランディング＝ファン作り」を追求した事例となりました。