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札幌市のとある森の中、住所非公開のレストラン「mountainman」。朝食やランチでは、隣の農園で朝採れたばかりの野菜や地元の食材を、ディナーでは炭や薪を使って野菜やジビエを調理する「ネオ山小屋料理」の数々を味わえます。エイプリルは構想段階から携わり、オープン後はSNSプロモーションやツールデザイン等、クリエイティブチームとして参加しています。 オープンはコロナ禍の2021年7月。スタッフのモチベーションをあげる企画を作りたいと思案したのが、オーナーのポートランドでの原体験から着想を得て「自然をデザインする」ことをテーマにしたレストランです。 ヴィンテージのエアストリーム2台はスタッフがDIY。その施設作りの過程をSNSで発信し、共感作りを心がけました。また「冒険のワクワクを感じてほしいから」と住所は非公開。座標のみを公開するという話題作りやミステリアスなティザームービーの制作も、開業プロモーションの一環として行いました。 情報発信はWebサイト、インスタグラム、口コミのみで、メディアでの広告はなし。イニシャル期よりもランニング期のブランディングが大事だと考え、話題になる新たなコンテンツ作りやイベントの招致、ツールデザイン、SNS運用に力を入れました。 「山暮らしの不便で無骨というネガティブな側面を、ポジティプなものに変換するという実験でもある」とオーナーが語ったように、moutainmanは自然という空間にデザインを加えることで、新たな価値を生み出してきました。2シーズン目の春、掲げたキャッチコピーは「wild is luxury.」。変化しながら、山暮らしのデザインを追求しています。