STAFF
学校法人大藤学園は札幌で幼稚園や認定子ども園等を多数運営しています。同園が展開する地域密着型 生涯学習施設「KAMINISHI VILLAGE」のコンセプトメイキング・施設プロデュース・デザインを担当。3年にも及ぶプロジェクトは、大きく3つのフェーズに分かれます。 フェーズ1は、廃校になった小学校を自治体のプロポーザルで獲得することから。担当者の「地域住民の学校を残してほしいという声を大切にしたい。そして学校は学校として使う方法を模索したい」という思いを、企画書に言語化・デザイン。未来の完成予想図を作り、提案しました。 フェーズ2は、幼稚園・保育園の移設とプロバスケットボールチーム・レバンガ北海道の誘致。幼稚園・保育園はブランディングを担当し、Webサイト制作、館内サインのデザイン等を行いました。また、体育館を改装、ロッカールームやトレーニングルームは新設し、レバンガ北海道の公式練習場として提供。子どもたちがプロバスケットボール選手に廊下で挨拶をするという、新しい光景も生まれました。 フェーズ3は、さらに地域住民に還元するため、パブリックスペース・レンタルスペースを整備しました。ロゴマーク、ラウンジ、ランドリー、ガーデン（中庭）、キッチンをプロデュース。シンボルツリーの植樹やインテリアなど、細部までコンセプトを体現するようデザインしました。近隣住民の方々をお招きしたレセプションパーティーでは、多くの交流を生み、施設の可能性を感じさせるお披露目の機会となりました。
